エアコンのカビ対策のための3Step

「最近エアコンから変なニオイがする…。」
「忙しくて全然エアコンを掃除していない」
なんてこと、ありませんか?
汚れたエアコンを放置していると、あっという間にカビだらけになってしまいます。
そして、エアコンのカビは吹き出される空気に乗って、カビ臭さや肺炎の原因に!
本気で健康を守りたいのであれば、エアコンは定期的なメンテナンスが必須なんです。
というわけで、この記事では、エアコンの掃除方法と効果的なカビ対策をご紹介します。
エアコンのカビが発生しやすい場所
エアコンの前面パネルを外すとプレフィルターが設置されています。
エアコンのお掃除というとこのフィルターをイメージされる方が多いかと思います。
ところが実は!エアコンのカビが発生しやすいのはこのフィルター部分ではありません。
実際にカビが生えるのは、フィルターのさらに奥にあるフィン(熱交換器)や送風ファン等の外側からは見えづらい部分なのです。
フィンとファン、名前は似ていますが、フィンは薄いアルミ板がミルフィーユの様に層になって重なっているところです。
そしてファンは筒の形をしていて、回転しながら冷気が出てくる部分です。
このフィンやファンは、冷風が直接通過する場所なので内部で結露が発生しやすく「多湿」になりがち。
このような環境では、ホコリ等を餌にしてカビが想像以上にびっしりと繁殖しているのです!
エアコンのカビ取りはとても危険!家庭で処理が難しい2つの理由
カビ取り掃除、自分で出来たら、安上がりで有難いですよね?
でも、正直、エアコンのカビ取り掃除を自分で行うのはとても難しいだけではなく、実は非常に危険でもあります。
エアコン内部の掃除は手作業では不可能
まず、複雑なつくりをしているエアコン内部(フィン・ファン部分)の汚れを、ブラシや綿棒で取り除くのは困難で現実的ではありません。
そして、フィン部の熱交換を行う薄い板と板の間に挟まっているホコリを手作業で取り除くことは、その難しさだけではなく、その小道具による板の破損のリスクも高いのです。
また、冷気が出てくるファンには、風の通り道と吹き出し口に大量のホコリが付着し、カビが生えています。その細かく仕切られた吹き出し口の1つ1つをブラシできれいにすることは、普通の人が完璧に行うことはほぼ不可能と言えます。
それに、ファンの裏側の壁はどんな形状のブラシを使っても届きませんので、ここに付いているカビは手作業では取ることはできません。
おまけに、中途半端に汚れをいじって浮かせてしまえば、エアコンのスイッチを入れたとたん、冷気と共に汚れが噴き出てくるなんて事にもなりませんから、まさに最低最悪のリスクがあるわけなんです。
頑固な汚れは簡単には落ちません
巷でよく勘違いされているのですが、ドラグストアで手軽に手に入る数百円のエアコン洗浄剤は、実はフィン専用で、ファンには使えません。
そして、ムースでフィンの汚れを浮かせドレンパン(冷房中にフィンに発生する結露の受け皿)に落とし、ドレンホース(排水ホース)から室外へ排出するとうたっているのですが、ホコリの塊が自然にドレンホースから室外に出るのか?というと、プロの目から見てはなはだ疑わしいのです。
また、ムースで汚れを浮かせ、リンススプレーで洗い流す2本セットのファン洗浄剤が、ネットなどで手に入りますが、直接冷気が通過するファンとその周囲の部分は、フィンよりもさらにカビだらけになっているので、より強い洗浄の必要な場所なので、ムース缶1本スプレー缶1本で、細かく仕切られたファンの吹き出し口からその奥、周囲に付いた汚れがちゃんと洗い流せるのか?そこも大いに疑問です。
私たちの現場からハッキリ言えるのは、そもそもエアコンの汚れ落としとは、あくまで、専用の洗剤と高圧洗浄機と、「たっぷりの水」を使って初めて可能となる作業なのです。 ここがカビだらけの場合、洗剤でふやかした汚れを除去するのには、高圧洗浄機を使用してバケツ1杯、ひどい時は2杯の水を使ってやっと洗浄しきれるものなんです。つまり、エアコンの内部奥のカビとホコリを落とすには、かなりの水圧と水量が必要なんですね!
実際、「買ってきたムースでやってみたら、水漏れが起きてしまった」とか、「落としきれなかった汚れがファンの奥に見える」とSOSの電話をいただくことがあります。
安易にホコリだらけのフィンやファンを市販の洗剤で掃除したその結果、ということですね。
というわけで、健康管理のためにエアコンを清潔に保つためには、定期的にプロに頼むことが一番安心だという事が言えると思うのですが、同時に、あなたが普段からやっておくべきエアコンのお手入れと言うものがあります。
エアコンの使用頻度や、環境によって、内部の汚れ具合が変わり、業者による洗浄がどのくらいのペースで必要なのかが違ってきますので、普段から自力でできるちょっとしたメンテナンスで、内部汚れの進行を抑え、健康被害へのリスクを下げておくことがとても大切なのです。
したがって、パーフェクトなエアコンのカビ対策は以下の3ステップとなります。
ステップ1.カビが生えない様に使用後は送風運転で予防する。
ステップ2.カビの餌であるホコリがエアコン内部に取り込まれないように、自分で可能な範囲をこまめに掃除する。
ステップ3.内部に生えてしまうカビを、定期的にプロに任せて徹底洗浄してもらう。
あくまでもこの3ステップは、エアコンを使って健康で快適な生活を送る上での最低限のメンテナンスと考えましょう。
自分でできる普段のエアコン掃除に使う道具
では、ここからは、普段から自分でできる範囲のお手入れについて解説します。
まずは、必要な道具からです。
・雑巾/ブラシ/掃除機
ホコリを取るのに使います。
掃除機はブラシノズルや隙間ノズル等のアタッチメントを活用しましょう。
・中性洗剤
台所用洗剤などの一般的な中性洗剤でOKです。
自分で出来るお掃除の基本
まず、自分でお掃除ができるのは、あくまで
・エアコン表面
・フィルター
・吹き出し口周辺
の3か所のみであることを肝に銘じてください。
それ以外は中途半端にやるとかえって様々なリスクが増すだけですので、注意しましょう。
なお、エアコンに付着したホコリはカビの餌になりますので、カビの発生を抑えるためには、1ヶ月に1回を目安に定期的にお掃除をしましょう。
エアコン表面のお掃除方法
掃除機や雑巾を使ってエアコン表面を掃除します。
主にホコリと油汚れなので、お湯で濡らした雑巾を硬く絞って拭いてください。
エアコン上部にある隙間などからエアコン内部にホコリが入らないように注意してください。
フィルターのお掃除方法
①外したフィルターの両面に掃除機をかける
この時、フィルターのホコリが付着している表面から裏面の順で掃除機をかけるとスムーズです。
②水で洗い流し、歯ブラシを使って優しくこする
③油汚れやヤニ汚れがひどい場合は中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけ置きをする
④すすいで、清潔なタオルで水分を拭き取る
⑤完全に乾燥させる
吹き出し口周辺のお掃除方法
吹き出し口の羽(ルーバー)部分は壊れやすい繊細なパーツなので、不安な場合はプロに任せましょう。
①必ず、電源を切る
②羽をゆっくりと開き、お湯で濡らし硬く絞った雑巾で拭き取る
注)エアコン内部の汚れが覗けるので気になりますが、危険なので触れないでください。
自分でできるエアコンのカビ予防
日常のちょっとした工夫でカビを予防することができますので、お掃除だけではなく、ぜひ取り組んでほしいことがあります。
エアコンの除湿機能や冷房運転を使用するとエアコン内部に水気が溜まってしまいます。
したがって、カビが好む多湿の環境を防ぐために、使用後は、30分~1時間程度を目安に「送風運転」をしてエアコン内部を乾燥させましょう。
※エアコンに送風機能が無い場合は、冷房機能で設定温度を最高にすることで送風機能に近い状態にすることができます。
お掃除エアコンもお手入れが必要です
お掃除機能が付いているエアコンであっても、普段から必ずお掃除はしてください。
なぜなら、お掃除機能で出来る掃除は、あくまでフィルターまでだからです。
お掃除機能と言うのは、フィルターにたまったホコリを自動で集め、屋外や内部のダストボックスに排出する仕組みになっています。
そのため、カビが発生しやすいエアコン内部など「フィルター以外の部分」までは掃除ができないのです。
ということは、ダストボックスがある場合、フィルターのお掃除をしない代わりに、ボックスのお掃除が必要となり、通常のエアコン同様、パーフェクトなエアコンのカビ対策は下記の3ステップとなります。
ステップ1.カビが生えない様に使用後は送風運転で予防する。
ステップ2.カビの餌であるホコリがエアコン内部に取り込まれないように、自分で可能な範囲をこまめに掃除する。
ステップ3.内部に生えてしまうカビを、定期的にプロに任せて徹底洗浄してもらう。
エアコンの掃除はプロに依頼がおすすめ
ここまで見ていただいた通り、本来、エアコンの本格的なお掃除は、家庭で行うのは難しいのです。
あくまで、日常的なメンテナンスはご自身で行いつつ、定期的にプロに依頼するのがお勧めです。
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